天才とは努力を続けられる人のことであり、それには方法論がある。 (扶桑社新書)
「脳内解析ドキュメンタリー 異能の人」という番組で、山口真由さんという方を知りました。
この方は、東大を主席で卒業し、財務省の官僚になり、弁護士になっている女性。
このドキュメンタリーでは素の山口さんを追いかけていましたが、超合理的な考え方で、その発言や行動にとても興味を持ったので本を購入。
その中で少しだけ恋愛感にも触れていたので、そこをピックアップしてご紹介したいと思います。
★恋人は代替不能な存在ではない、と言い切ってしまう合理主義者★
まずこの本は、努力を続ける方法論について書かれています。
山口真由さんは、
「わたしの経歴はすべて努力でもぎ取ったものである」
「努力とは、継続して反復することである」
と断言していて、その方法論を本書で展開しています。
すごく具体的でおもしろいし、本気で自分の経歴は天才だからではなく、圧倒的な努力量によって積み上げてもぎとったものだというプライドを感じる。
ここまで努力することに突き抜けた方の発言は、とても説得力がありました。
氷水に足をつけて勉強した
蛍の光が幻聴で聞こえたこともあった
とか、想像を絶する努力をするということはこういうことなのか…とぎょっとする場面も。
で、この中で恋愛感についても少し書かれていた。
「ぶれない努力の優先順位」という項目で、どれが自分にとって最重要事項かをはっきりさせる必要がある、と。
これは人によって違うということも書かれていて、山口真由さんにとっては、
家族>仕事>恋人
なんだそう。
この優先順位の理由は、
・仕事が変わることはあっても生んでくれた両親が変わるわけではない
・仕事は経済的な基盤であり、家族は精神的な基盤であり、この2つがなければ自分は成り立たない
・恋人は癒しの存在であり、基盤とまではいかない
だそう。
だから恋人と過ごしている時間に上司から呼び出されれば、何のためらいもなく仕事に行く。
努力の対象に優先順位をしっかりつけておく。
地球の総人口70億人のうち半数は男性で、範囲を広げればそのうちの半数は適齢期であり、これだけいるんだから恋人は代替不能な存在ではない、とキッパリ!
あくまで山口真由さんの個人的な感覚ですが、恋愛もひっくるめてここまで合理的に考えているなんてすごい。
「脳内解析ドキュメンタリー 異能の人」でも少し恋愛のことに触れていて、「恋愛は努力をしても結果につながらない可能性があるというだけで苦手」といった発言もされています。
確かに山口真由さんの考え方だと恋愛は、本当に努力する対象としての優先順位は低くなるでしょうね。
だって、自分がいくら努力しても相手の気持ちがどうなっていくか、なんて誰もわからないんですから。
タイミングだってあるし、そのときの状況もある。
「そんな不確かなことに時間を割くくらいなら、他の勉強に時間を割く」ということも、おっしゃっていたように記憶しています。
もう貫きすぎていて惚れ惚れする。
本書では、「人間は自分に甘いものだから」ということを前提に、努力の方法をいろんな角度から説明してくれています。
天才だからやれる努力の方法ではなく、本当にどこにでもいるような人がやれる努力の方法が超具体的に書かれていておもしろい。
しかも…文章自体は「うまい」とは言えない感じも、山口真由さんの人間性が出ていて逆に好印象でした笑
がんばってちゃんと伝えよう!分かりやすくどうやったら伝わるのかな?と試行錯誤したのが伝わってくる、暖かくてアツイ本でした!
3時間くらいで読めたので、かなり読みやすいと思います。
天才とは努力を続けられる人のことであり、それには方法論がある。 (扶桑社新書)
恋愛は、分野的に感性とか感受性でするもんじゃない?優先順位をつけるというか分野が違う。仕事も徹底的に完璧主義でやってるが、恋愛してる女性は魅力的あと本人に魅力がないと男もよってこないよね。仕事は理性で合理的にするものかなー。優先順位というか、すべてその女性にとっては必要。ロボットじゃないんだから感受性や感性や愛し愛される事も大事。理性的に理知的に合理的に考える知能も大事。女性なんだからいろいろな人やものを愛せる人は魅力的。映画の主人公を生きてるような女性だね。